HIKOMA CLOUD導入事例

採用手法をリファラルのみで行っていた点です。ただ、新サービスをローンチをするにあたり、採用を強化する必要がありました。さらに、少数精鋭での採用を行いたかったため、仕事をイメージできる切り口をもった情報の発信が必要でした。そこで、「採用オウンドメディアを立ち上げることで、採用ターゲットが高い関心を持つ情報を充実させることが必要だ」と。中でも、イシンさんから提案された通り、「採用ターゲットに近い若手の活躍の事例」を紹介することを目指しました。仕事に携わっているメンバーの肉声で、「どのような部分に仕事の面白さがあるのか」を伝えるのが、最も効果的だと考えました。

取材力や編集力の高さです。イシンさんが制作したコンテンツ事例を拝見した時、「会社や仕事の魅力を引き出し、読者に親近感を持たせるのが凄く上手い」と感じました。例えば、私たちは“PRやコンテンツマーケティング”という用語を当たり前のように使っていますが、PRやコンテンツマーケティングの経験者ならともかく、未経験者には何をする仕事なのか、全く伝わらないでしょう。そもそも、PRやマーケティングの違いについて、しっかりと把握している人が少ない。そうした点を含め、イシンさんの取材力と編集力を発揮してもらえれば、IDEATECHで働くと「何が身につき」「社会にどう役立つのか」を、求職者に分かりやすく解説できると考えたのです。

また、イシンさんから、「インターン座談会」「新人社員対談」など、非常に良い切り口のコンテンツの提案を、いただいたことも大きかった。“PR・コンテンツマーケティング”の面白さを解説するには、実際にその仕事に携わった、複数のメンバーの経験談を紹介するのが効果的。そう思って導入を決めました。

私たちの採用ターゲットは学生インターンが中心。ですから、「学生に理解しやすい内容になっているかどうか」を重視しました。経営者が会社や事業を説明しようとすると、専門用語を多用して話を進めるので、学生には難しく感じさせてしまう。当初は、「私は採用コンテンツに登場しないほうが良い」と思っていたくらい（笑）。最終的には、学生にも分かりやすいように編集してくれるイシンさんの制作力を信じて、私のインタビューも掲載することにしました。

また、コンテンツに使用するビジュアルは、若手メンバーの「リラックスした姿」「イキイキしている表情」を引き出した画像にすることにもこだわりました。採用ターゲット層にとって、同じ年齢層である学生インターンに登場してもらい、等身大の姿や、やる気に満ち溢れたリアルな表情を伝えたかったのです。その点、「机に向かうとどうしても堅苦しい表情になるので、屋外での撮影も行いたい」というイシンさんの提案は、「流石だ」と思いましたね。こうして完成した記事と写真は、当社にとって理想的な内容に仕上がった。自社のブランディングに大きく貢献したと感じています。

狙い通り、採用ターゲットからの応募が増えました。HIKOMA CLOUDを導入する前よりも大幅に増え、現在は月平均で10件ほどの応募があります。最初から応募の量よりは“マッチングの質”を重視していたのですが、採用計画の想定を上回る結果でした。

私たちのビジネスの発展を考えると、これから採用したいのはグローバル人財です。現在は日本に特化したPR・コンテンツマーケティングサービスをしていますが、今後はサービスの多言語化を実現して新たなビジネスチャンスを掴みたい。そのような考えに至ったのは、採用オウンドメディアを立ち上げた後、多言語スキルを持つ非常に優秀なイタリア人女性を採用できたから。こうした人財が増えていけば、IDEATECHはさらなる成長を遂げていけると確信しています。