HIKOMA CLOUD導入事例

効果的な採用手法が見つかっていなかったことです。当社は、M&Aに特化したコンサルティング事業を手掛けています。基本的には経験者を優遇しているため、これまでは人材紹介サービスに頼っていました。求人サイトを利用したこともありますが、採用のための工数が掛かり過ぎるので、やめてしまった経緯があります。
M&A業界は後継者問題の解決策としての認知も進み急成長しています。それに伴って求職者も増えていますが、コンサルティングクオリティを重視する弊社の考えとマッチする方と出会うのは容易ではありませんでした。

そのため、求人サイトに比べて選考が効率的な人材紹介サービスに頼っていたのですが、紹介される人材の数に限りがあり採用は安定しません。採用計画が達成できないこともありました。ですから「ターゲットに的確に訴求できて、工数を増やさずに採用計画を達成できる」手法を探していたのです。

採用ターゲットにリーチする魅力的なコンテンツを、イシンさんに制作していただけることです。イシンさんはこれまで、採用オウンドメディアのコンテンツを制作してきた豊富な実績がある。その制作事例を拝見して「編集力の高さ」を実感しました。

過去に求人サイトを利用した時、課題に感じていたのは、求人サイト運営会社が制作するコンテンツが非常に表層的であったこと。これに対して、イシンさんが制作する採用オウンドメディアのコンテンツは、オンデックの社員を直接インタビューして、「どのような経歴を活かして仕事をしているのか」「どのようなM&Aを手掛けてクライアントの評価を受けているのか」など、エピソードを交えながらオンデックの業務を掘り下げてくれる。ですから、M&Aコンサルティングの経験者に、業界の中での私達の特性を伝えられますし、戦略系コンサルティングファームや金融機関、士業などの他業界の方にも、仕事のやりがいを伝え、応募を喚起できると考えました。

大きくは2つあります。1つは、M&A業界の成長性と、業界の中でのオンデックの特徴をしっかり伝えること。M&A市場の概況を把握してもらいつつ、業界内でのオンデックの立ち位置を伝えることを目指しました。
ちょうど、採用オウンドメディアを立ち上げた前年の2021年、中小企業の後継者問題を背景に国内M&A件数は4,280件と過去最多でした。オンデックは、そうした中小企業のM&A支援のパイオニアとして、堅実に成長を続けてきた企業であることを記事化しました。
もう1つは、求めているコンサルタント像と、コンサルタントの働き方を伝えることです。まず、求める人物像については、採用全般を担当している私へのインタビュー記事の体裁で「どのような人材が活躍しているのか」を説明しました。また、働き方については、オンデックで活躍しているシニアコンサルタントとチーフコンサルタントに登場してもらい、実際の成約事例を元にプロジェクト・ストーリーとして紹介したのです。こうしたオウンドメディアのコンテンツは、企画、切り口、取材の段取り、原稿の表現に至るまで、イシンさんから提案してもらい制作を進めました。

狙い通りポテンシャルの高い求職者の応募が増えました。また、応募者のオンデックへの理解が深まったことも実感しています。実際、面接を進める中で、「採用オウンドメディアの記事を拝見しました」という方が多かったですね。

採用オウンドメディアのさらなる充実を図るとともに、ダイレクト・リクルーティングの採用を増やしていきたい。中でもリファラル採用の実績を増やしたい。M&A業界の採用競争が激化する中で、既存の人材紹介サービスだけでなく、様々な採用手法を確立していきたいと考えています。