HIKOMA CLOUD導入事例

グループ経営を担う、次世代の幹部候補が採用できていなかったことです。当社は自動車学校の運営を始め、海外人材の派遣・紹介、フィットネスクラブの運営、訪問看護リハビリステーションの運営など、様々な事業を展開。三重県伊勢市にある本社でグループ全体の戦略を立案・推進しています。

イシンさんには、現在までに多様な業界に属する4,000社以上もの企業を取材し、コンテンツを執筆してきた実績があることです。特に、1999年から長く雑誌『ベンチャー通信』を手掛けていて、中小・ベンチャー企業の経営者インタビューには慣れている。「次世代幹部候補となる採用ターゲットに対して、経営戦略を分かりやすく魅力的に伝えてもらえる」と思いました。

また、当社が展開している多様な事業の中でも、「ITエンジニアの人材派遣・紹介」と「訪問看護リハビリステーション」は、他事業に比べて応募が少なかった。だからこそ、専門職種ならではの「仕事の魅力」を伝える必要がある。その点、イシンさんには、IT業界や医療関連業界の会社の魅力を伝えるコンテンツについて、豊富な制作実績があったことが決め手でした。

まず、本社でグループ経営を担う人材の求人については、経営者インタビューで「グループとして新卒採用と人財育成に力を入れていること」や、「互いにシナジーや関連性の少ない事業を数多く展開することで、特定の業界の景況に左右されない成長戦略を推進していること」を分かりやすく伝えたことです。また、新規事業の立ち上げに参画できることをイメージしてもらいたかったので、「若手のアイデアから新事業が生まれている」「チャレンジする機会を提供し、失敗を許容する文化」などを紹介しました。

また、母集団形成に苦労していた「ITエンジニアの人材派遣・紹介」と「訪問看護リハビリステーション」の2事業については、「難しい」「大変」という、仕事へのネガティブなイメージを払拭するコンテンツを企画。「ITエンジニアの人材派遣・紹介」については「20代からアジアを舞台に活躍できる仕事」、「訪問看護リハビリステーション」は「病院に掛かる負荷を減らし、医療体制の破綻を防ぐ、社会貢献度の高い仕事」という内容にしました。

いずれも、それぞれの業界を熟知しているイシンさんが企画・取材・執筆を手掛け、エピソードを交えたリアルな描写にこだわったことで、求職者にとって魅力的なコンテンツを制作できたと思います。

本社で経営を担う人材の採用については、管理部門の責任者の入社が決まりました。採用オウンドメディアで当社のグループ経営の魅力を知っていただき、経理職の求人に応募してくださった方。非常に優秀な方であったため、管理部長のポジションで来ていただくことに。三重県伊勢市という地方に本社を置く会社が、経営者の右腕になる管理部長を外部から採用できるのは非常にまれなこと。採用オウンドメディアの効果を実感できました。

また、全体でいうと、採用オウンドメディアを開設した2023年1月から8月までに、合計88名の応募があり、そのうち9名を採用しました。いずれも、HIKOMA CLOUDの導入前と比べると、採用ターゲットに合致する方からの応募が増えたので、「確実に前進した」という実感があります。

今後は、採用状況を見ながら、事業部ごとの採用コンテンツを増やしていくつもりです。また、ベトナムを拠点とした海外事業を始める計画があるので、グローバルな人材の採用にも力を入れていきたい。そうしたことを含め、まだまだ発展途上ですから、イシンさんの伴走支援を継続してもらい、採用のアドバイスをお願いしたいと思っています。